ジュリエットじゃ終わんない
「世間せっま〜〜ッ!

柊也は同中の友達なんだよッ!
まさか深紅の幼なじみとはね〜」


「うそ、うそ!どーしよ〜っ!!
深紅ちゃんが幼なじみなら百人力だよ〜」


めっさ盛り上がってる2人。



柊也…
呼び捨て?

百人力…
それって…



「そーだねッ、穂花!
いろいろ教えてもらいなよ!」


「うんっ!
あっ、深紅ちゃん!
この前片想いの話したでしょ?
私ね、柊也くんが好きなんだぁ」



イヤな予感、的中。



「あ〜…、っそーなんだ?
(片想い)2年だっけ?…っスゴイよね!」


「正確には、もうすぐ2年半かな」


「しかもこの子、柊也追っかけてココの受験頑張ったんだよ〜!
恋する乙女は凄いよねッ」



うん、スゴイ。


激スゴなライバルすぎて、

なんか…



自分の気持ちが申し訳なく感じた。




「深紅ちゃん!
色々と相談に乗ってね?」

穂花が可愛らしく微笑むけど…


「…っでもあたしっ、幼なじみっても小3ん時から会ってなかったし!」


相談なんか、こっちがしたいよ!
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