ジュリエットじゃ終わんない
「迫ってないし!」

何気に恥ずくて、慌てて否定。


そこは豊田もフォローをくれる。

「話、盛り上がってたんだよー。
なー、深紅ちゃん?」



深紅ちゃん!?

どしたの?急に…
さっきまで岸田さんだったよね?


イミフな視線を向けると…


「例えば、こんな感じとかー?」

ってニヤニヤな豊田。



や、ますますイミフなんだけど。

まいっか。



「深紅〜、おみやげ!
適当に選んだから、みんなの奢り〜」


「うそ、マジ!?ありがと〜!」



みんなの優しさが嬉しくて…

テス勉、マジで頑張ろーと思った。





途中…


こっそり返却のプリントに気付いた柊也が、視界に映る。



付箋メッセにも気付いたよーで…

柊也のチラ見とぶつかった視線が、お互いマジ見へと変化する。




やたら、

ドキッ!として…



思わず逸らした。




なんかこーゆーの、たまんない…







ね、柊也…


ライバルはいっぱいだけど…







今あたしは、柊也のランキングで何番目?
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