444~replay~
___純子の声
あと何分なの?
早く、早く時間が過ぎて!
純子は、ゆっくりと部屋を歩きまわっている。
自分の息づかいすら聞こえそうで、じっと息をひそめて耐えた。
やがて、
「ここじゃないのかな」
つぶやく声がしたかと思うと、足音は遠ざかった。
廊下のあたりで、
「ああ、時間がないよぉ」
と、言っている声。
やがて、その声も聞こえなくなる。
それでも私は動かなかった。
いや、動けなかったのだ。
1分がとても長く感じる。