ヘタレな俺の恋

これで終わるつもりありません!

翌朝

結のお腹をジロジロ見た

もともと痩せすぎだし、服の感じで

お腹よくわかない


佐山のアパート寄って(着替えのため)から

駅に送って貰った


仕事が入ったから、実家に寄るのはやめた

結との関係が切れずにすんだ


電車の中では、前みたいに接してくれた

乗り換えの時、久しぶりに結と手を繋いだ

真っ赤になって下を向く、結が可愛くて

新幹線に乗ってからも手を放さなかった

「あのさ…もう大丈夫だよ?」

どうやら迷子防止で、手を繋いでいると
思っているようだ

「結が好きだから、放したくない!」

「思わせぶりだよね?ずるい…」

「ははっ…信用なくしたな俺。
今日別れる!
夜、結にもう一度、告白させて!?」

「別れたらね……
多分、無理だよ
浩一くん優しいから、突き放せない!
あたしは、突き放せても
瑠美さんを1人には出来ない」

悲しそうな顔で言った

そして

窓の方を向いて目を瞑った




繋いでいた左手を右手に変えて

左手で結の肩を抱きよせた

驚いて顔を上げた結に


ちゅっ


軽く触れるキスをした


怖がるかなってドキドキした

結が俺の右手をきゅって握り返してくれて

嬉しかった


「これからは、結のそばにいるから!」


俯いてしまったの結の頭に、何度もキスした

罪は、消えない

だけど…好きなんだ

その気持ちを伝えたくて


何度もキスした


東京に着くまで、会話しなかった

途中、トイレに立ったけど戻ったら

同じように手を繋いで抱きよせた

結もトイレ行ったけど、戻ったら

自分から、手を繋いできた


まるで……最後だからって感じで

切なくて

会話しなかったんじゃない

会話できなかったんだ





すべては、俺のせい


2人の今後も、俺にかかってる!!

いや…3人か!!



こんなふうに結と終わるなんて

絶対に嫌だ!!
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