ヘタレな俺の恋

イケメンじやねぇか!

日曜日


料理していた結の後から、茜さんが抱きついて放れようとしない

茜さんは、178㎝ 結は、158㎝

同じ女同士でも、カップルに見える


「茜さんのも作るから、離れて!!
危ないから!茜さん、ケガしたらどうすんの?」

いくら言っても結を離さない

それどころか

「ナナ……いいにおーい!」

「ひゃあ!!」

首筋をスリスリしてる

「ばばぁ!!いい加減放れろ!!」

緒方先輩が茜さんをはがしてリビングに

最近知った

結がきっかけで
緒方先輩は、茜さんと付き合いはじめた


雨で今日は、練習ない

茜さんも梨花さんも結も


5人揃って初めての休日


結の作った朝食を皆で食べる


食事は、それぞれでするのが決まりだか
今日は、結が作った


「今日、皆ででかけない?」

梨花さんの提案に

「ごめんなさい…あたしはパス」

「えーー!!ナナ、何するの?」

「昼から用事があって、でかけるから」

このところ結は、おかしい

皆とリビングで過ごすのを避けている

そして、夜は酔っぱらいになる


「ついていく!!」

茜さん?


「へ?だっだめ!!緒方さんとデートしなよ?」

動揺する結に、梨花さんが抱きついて

「じゃあ、あたしついていくよ」

「だめだってばぁー!!」



結が本気で嫌がるから、こっそり尾行することになった
しかも、皆で……うししっ


結は、背の高い男と、結より少し背の高い女と3人で喫茶店に入った

見つからないように、向かいの喫茶店から

監視する

緒「楽しそうにしてるな…」

茜「そうね」

俺「なんか…うらやましいかも」

梨「こうちゃんは、本当ヘタレよねぇ」

俺「なんで?」

梨「前もって、予定合わせてデートに
誘っておけばいいのに!
ぐずぐずしてると、あのデカイ男に
盗られるわよ~ 」

俺「だって、避けられてる気がするから」

茜「ナナは恋愛、怖いんでしょ?」

緒「色々あったみたいだからな」


宮島と付き合っていたことを知ってる
緒方先輩から、横目で見られる

皆は、俺が結を好きって知ってる
そして、応援してくれている


結たちは、何やら打ち合わせしているみたいだ

背の高い男は、わかりやすい結が好きだって、オーラ放ちまくり

佐山みてぇ!! っ!!

まさか!あれが、変態社長か!?

やべぇ、思った以上にイケメンだ

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