ヘタレな俺の恋

青空の下で、言っちゃいました!

10月

不思議なものです!

記念日とかに疎い俺が、今年はしっかり覚えていて
今日は、茜さんカップルに協力してもらい
再告白します!!

緒方先輩の車で、ちょっと景色のいい丘へ
お弁当持ってきてます!

先輩らが、バドミントンしている間

俺、頑張ります!


俺「……天気!いいな……」

結「空気もいいし、気持ちいいね!」

俺「……あのさ」

結「ん?」

俺「……」

結「なに?」

俺「……」


ヤバイ!!ヤバイ!!緊張が!!

結「どうしたの?具合悪いの?」

俺「いや……元気です!」

結「ふふっ……ヘンなの
久しぶりだね?……お出かけ」

俺「そうだな」

結「浩一くん、瑠美さんと何で別れたの?」


ビビった!


俺「もともと好きじゃなかった
最低だろ……俺」

結「……瑠美さんだったら、元気な子供産んで、長い結婚生活ができるのに……」

俺「結……俺、結が好き!
信用無いだろうけど、結じゃなきゃ
結婚も子供もどうでもいい!
瑠美と浮気したのは、結と……その
一緒に住んでて、……その
ムラムラしたんだ/////
結に触れたくて、たまらなくて
結との初めても俺、酷いことして
だけど、俺…結が自分を汚いとか
許せなくて!
止めてやれなくて、ごめん……
結、俺と結婚してくれないか?

絶対に浮気しない!!大切にする!」

結「あたし……目が見えなくなる」

俺「知ってる」

結「病気だし……」

俺「知ってる」

結「子供ムリかも」

俺「うん!いい!!」

結「奏汰みたいに、突然死ぬかも」

俺「そばにいる!」

結「浩一くんを幸せにできない」

俺「結がいれば幸せだ!」


茜さんの撮影を手伝うバイトをして買った
指輪を出した


結「……ふぇっ……うぅ……」

俺「俺と結婚して下さい」


泣きながら出してくれた左手の薬指

俺が初めて働いて稼いだ金で買った

安物だけど、可愛い指輪

結の手にぴったりで、にやけた


結「あたしでいいの?」

俺「ずっと、結がいい!来世もその次も」


結の顔を両手で包んで、キスをした


俺「好き」

結「あたしも…浩一くんが好き」



俺がふらふらしたせいで、たくさん泣かせたな

ずっと、待っててくれて

青葉さんみたいに、素敵な男がいたのに

俺を思ってくれてて

いつでも、まっすぐに俺を好きでいてくれて

こんなに好きになってくれる子も

俺が、こんなに好きになる子も

結しかいない



青空の下でプロポーズしたかった



命は、限られている

時間を大切にしなきゃ

今、側にある大切な人を幸せにしたい

青葉さんのおかげで、勇気がでたよ!



ちょっとフラれるかなって、覚悟もしてた



やっと、取り戻した

大切な人

言葉にするって、難しい

だけど、言葉にしないといけないって

やっと、やっと…わかった


初彼の命日で、俺らがつきあい始めた
今日、結と結婚の約束をしました
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