ずっと隣で・・・
それから1時間後
「千鶴~~!」
弦達が来た。
玄関先には
弦と同世代の若いイケメンが一人
「あの・・この人は・・・弦の友達?」
するとその若い人がニヤリと笑いながら
「俺・・・一応社長」
「え?!社・・社長?!さん?」
自分がイメージしていたものとずいぶんかけ離れていた。
弦は・・というと
腕を組みながら溜息を零していた。
「この人さ、こう見えて俺らと5つくらいしか違わないんだよね。
 こんなんだけど俺の社長の須田佑介さん・・・ぜんぜん社長らしくない社長・・・」
弦は弦で面倒くさそうに社長さんの自己紹介をしてる。
でも社長さんはニコニコ・・・いやニヤニヤしている。
2人を見ていると
どこかのモデルさんかと思うくらいだ。
目の保養になるが表情が正反対と言うのが気になる。
「あ・・・自己紹介が遅れて申し訳ありません。葉山千鶴です。」
慌てて自己紹介するが2人の表情は変わらず
「千鶴ちゃんね。よろしく俺の事は佑介でいいから」
・・・めっちゃ軽くない?
そう思いながらちらっと弦を見ると
眉間にしわを寄せ
「須田さん!そういうのやめてくれよ。千鶴、この人須田さんでいいから」

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