ずっと隣で・・・
「せっかくの江里子さんからのプレゼント 使わせてもらおうよ」

「うん」
結婚って思った以上にすぐに決まるも何だっておもった。
江里子さんのいうところのタイミング・・・なのかな?

出会いは学生の時・・・・別れたのは就職が決まった時
再会したのは・・・別の男と別れた時
そして私たちは今婚姻届に互いの名前を書いている。
こんなのドラマでしか見たことなかったのに
この人と再びで会って結婚するなんて最初に別れた時
誰が想像しただろう。

それは全て弦のお陰。
弦が私の事をずっと思っていてくれたからこそ
私は葉山から水野にかわれるの。

これからはずっとずっと一緒
ずっとずっと弦の隣で・・・・

潤み始めた目から涙が出ないように
必死に書いた。

ボールペンを置くと弦が自分の手を重ねてきた。


「千鶴・・・愛してるよ」
「弦・・・私も・・・愛してる」





end
< 193 / 204 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop