クールなヒーローに甘いお菓子を。
▼第3章

*ちゃんと、勝つから








「それでさー…、」

「えーっ!そうなんだー!」


食堂で行われるたわいもない会話。





あの日の昼休みから、私と真希と朔と白咲君はよく一緒にお昼休みを過ごすようになった。





クラスは違うから、本当にお昼休みだけ。



短い時間だけど、4人で話しながらお昼を食べるのは楽しい。





だから…。






「ごめん。私ちょっと用事あるから先戻るね?」

「え、千秋が戻るならあたしも…!」

「んーん。真希は朔達と話してなよ。じゃ、後でね」





この楽しい時間は、邪魔されたくない。





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