叶わない恋〜14歳の赤ずきんとオオカミ〜


「……もしかしてオオカミくん、照れてるの?」





そういって赤ずきんは上目遣いがオオカミを見た。その表情が可愛かったのか、オオカミはもっと顔が赤くなった。





「てっ、照れてなんかねぇしっ!」





「うっそだぁ〜、絶対照れてるでしょ〜! かっわいーい♪」





赤ずきんはそういってオオカミの頭の毛をわさわさと撫でた。





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