I先輩
 


「夏目…わかってるんですか?期限は3日後ですよ?」

「あーはいはい。」



カズ先輩は頭をかきながら立ち上がった。



「"お母さんの命令は絶対"ですからねー…」



そう言いながらカズ先輩は椅子に座って机の上に足をのせた。



「めんどくせ」

「夏目…」



カズ先輩の態度に槇先輩はハァとため息をついた。

いったい何の話しなんだろ…?



「それじゃあ廃部になってもいいということですね?」

「えー、それは困るなー。
放課後ひまになんじゃん…ことりちゃんのパンツもこうやってコッソリ見れなくなるしー」

「いつもコッソリ見てたんですか!?」

「ん、ちなみに昨日は水色」



………あたってる…!!!


って、

そんなことより!



「あの、廃部ってどーゆーことですかっ!?」

「んー…5人以上部員集めないと廃部らしーんだよね、うちの部。」



なんでそんな急にっ……



「ただでさえ特に目的もない変な部活だからさ、部員も少ねーし…ならいらなくね?みたいなこと上でなってて。」


雑誌をペラペラめくりながら平然とした顔でカズ先輩が言った。



「…っ……廃部なんてイヤです!!」



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