I先輩
 


「ことりちゃん純なんだから、勘違いしたらどーすんの」

「だってこいつおもしれーっ…ぷっ…」



千彰先輩はわたしの手を離してお腹を抱えて笑い出した。

びっくり…した……



「もー!からかうのはやめて下さいっ!!」

「でもことりちゃん、ほんとに気をつけなねたかには。」



カズ先輩が真剣な顔で言った。



「あの…」



たか先輩と先輩達の関係って…?



「さっ、もー遅いし勉強会おわろっかー!」

「お前ずっと寝てたけどな」

「え?そーだっけ?あ、そーだっ」



カズ先輩がわたしを見て言った。



「これから俺たち、晩飯食いに行くけど行く?」

「…いーんですか?」

「来るか来ないか!」

「いっ、行きます!!!!」



二人が笑った。

結局、三人がどういう関係なのかは聞けなかった。


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