I先輩
 


「なんか…わからないんです…その人を好きでいていいのか」



わたしが言うと、千彰先輩は黙ってしまった。

そっか、先輩は冗談で言ったのに、本気で相談するなんて迷惑だよね



「すみません、やっぱなんでも「……手っ取り早いのは、そいつやめて他のやつにする」



先輩がわたしの飲みかけのコーラを一口飲んだ。



「とか、な」



他の…ひと?

そっか、そんなの考えもしなかった

カズ先輩じゃなきゃだめな理由なんて、どこにもない

けど……



「だから、冗談だっつーの
間にうけんなよ?」



そう言って先輩が笑う。



「千彰先輩は…好きな人とかは…」

「あ?俺?俺は巨乳な「やっぱいいです、答えなくて!」



千彰先輩にそんなの聞いても意味ないんだった



「ま、そんな思い悩むなよ、な!」

「はい」



すこし、元気が出たかも。


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