ありがとう。
彼氏の存在

私立太陽学園。


設備は整い部活がとても盛んで日本一の人数を誇る高校。

とくに野球部は夏春の甲子園出場。

そんな高校に私…村田あやは入学した。



『起立っ!気をつけ!礼!』

『ありがとうございましたっ!!!』


時刻は7時。

今日も部活が終わった。


『ねえあや!』

『ごめん!拓待ってるから帰る!』

『あーはいはい。彼氏さんね。』


私は自主練もせずに急いで片付ける。




大好きなあの人の元へ行くんだから!
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