【完】草食系ほのぼの女子×肉食系狼男子の恋


このむにゅという不可解な音の原因はすぐにわかった。



この購買という神聖な場所にも関わらず私のお尻を触ってる人がいたからである。



最初は太ももに少し手が当たったかな?と思い始めたら太ももを撫ではじめてきた。


その後はもう簡単。その手もだんだん上がってきてお尻を触ってきたと言う事だ。


痴漢ってすぐに声をあげて捕まえようと思ってたけど…。



案外声が出ないもんだ。



恐怖というやつで、怖くて怖くて声が出ない。


私…痴漢されてるんだ…。



私はただただこの時が終わるのを待った。



だが、全然時は進んでくれなくて…無情にも痴漢の手がどんどんヒートアップするばかり。



もう…だめだ…。




涙が出そうになった。




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