暗闇のラメント
大学につくと、彦にぃの友達であろう人が声をかけてきた。

「よっ!川嶋おはよう。ってどうしたんだよ。額に怪我するなんて。普通鼻じゃないか!?」

まあ、額に絆創膏を貼ってたらまずそこを突っ込むよね。

そう思って見ていると

「次に、川嶋、彼女じゃねーだろうな!!こんなかわいい娘と付き合える分けねーもんな!!」

ひどい言われようだ。

仮に付き合ってたらどんな気分で見ていれば良いんだ。

「ちげーよ。いつも話してるだろ?こいつがリイナだよ。あれ?初めて会ったっけ?」

彦にぃはめんどくさそうな顔をしている。

「この子がリイナちゃん!?川嶋がお世話になってます。よく話してるよ。リイナとは腐れ縁だ。とか、リイナは水泳が上手で泳ぐ姿はまるでマーメイドだ。とか。」

彦にぃ結構私の話するんだね…

しかも、マーメイドなんて…

「おい。金山。マーメイドとは言ってない。」

あっ。否定した。違ったのか。
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