暗闇のラメント
朝になり目が覚めた。

時計を見ると8時だった。

彦にぃが普通に着替え終わっていた。

「昨日はキツかった。で、どうするんだ?ご飯食べてくだろ。」

そのまま朝御飯までごちそうになった。

「リイナちゃんも色々と大変ね。」

おばさんがそう言って思い出した。

「そう言えば、父が来たみたいですね。話は父から聞きましたが、本当に良いんですか?色々と迷惑かけてしまうので、迷惑ならはっきりと言ってもらっても…。」

まだ話の途中だったが、おばさんが笑いながら

「何よ。今更って感じよ。リイナちゃんは家族同然のようなものよ。家の者が亡くなって部屋が少し多いくらいなのよ。だから気にしないで。」

と言ってくれた。

遠い親戚よりも近くの他人ってこの事だわ…。
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