さよなら片想い





「で?佐伯とは何か進展あったりした??」







「なっ、ないよ!いつも通りだよ!」








穂花に佐伯くんのことを打ち明けてからずっとこの質問ばかり。






だけど、すごく応援してくれててわたし自身素直に嬉しい。







「もっと話しかけて仲良くならなきゃ他の子に取られちゃうよ!」







「ええっ!でも話すきっかけとかないし…」






言い訳してるのは痛いくらいに分かってる。






でも、まさかこんなネガティブなわたしに嬉しい出来事が起こるなんて、この時の私は思いもしなかったーー。




< 8 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop