諦めないと誓いました!
放課後。


結局今日一日、後ろの井波くんが気になって全く授業に集中できなかった。



井波くんが筆箱を開る音とかもうそんなことだけどいちいちドキドキしちゃう私って…。



ーーガタン



椅子から立ち、後ろを見ると井波くんが帰ろうとしていた。



「井波くん!」


「…そんな大声出さなくても聞こえるから」


「一緒に帰りませんか?」


「帰らない」


だと思いました。



「なら!俺たち3人で帰ろう!!」


「蒼空くん…!」


「やだ」


井波くんの言葉を無視して井波くんと私の手を引いて玄関を出た。


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