偽装恋愛カレカノ


「昨日目の前で
芽衣が救急車乗って
そんで俺ら病院まで
来てたんだよ。」


(うん)


「んで、「放課後に
お見舞い行くか」
って言ってたら
洸が聞いてて・・」


私は一瞬洸の方を
見てから紙に書いた


(うん)


「急いで走って
行ったから
俺らも追いかけて
きたわけ」


「芽衣の事
ほんとに
好きなんだねぇ・・」


幸がうっとりした
声を出した事に

私は・・ひどく
嫌悪感を感じた。


あぁ。私って醜い。


でもずるい。


幸は隆に
思われてるじゃん。


それに私と洸の間に
あるのは友情だけ。


洸の方を見ると
洸も苦笑いだった。


お互いつらいよね。

と伝えるために

私も苦笑いをした。
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