偽装恋愛カレカノ



「芽衣!」


永友君の声が
聞こえる


なんで呼び捨て
なのよ…


えっ・・?


ここ、男子トイレ?

んなわけ…


「えぇ゛!!?」


状況を把握した
私は思わず叫んだ


「何逃げてんだよ」


そう言って私に
近寄ってくる


「えっ…
迷惑か、かるし」


私も永友君と
同じだけ後ろに
下がる…


「迷惑じゃねぇって」


そういや、彼女
いないのかな?


「彼女いないん
…ですか!?」



あれ?


急に黙ったよ



「…いる」


「ますます
無理ですよ!」


「ほっとけない」


「私を思うなら
放っといて下さい!」


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