【完】笑顔の裏（大幅編集中）

トントン……

「失礼します〜」

のっぺーりと挨拶しながら入ると若干疲れ気味のかなえがカタカタとパソコンに向かって頑張っている。

あまりにも集中してて気づいていないようだ。
ちょっと驚かせよ

いたってシンプルに耳に向かって大声で

「ヤッホーーー」

と叫ぶだけ笑

かなえは片耳抑えて顔をしかめている。
なかなかブサイクだから早く顔戻した方がいいよ？

「何すんのよ……てか何しにきたのよ」

まだ機嫌が戻らなそうなかなえさん

でもね？かなえさん
何しにきたってそりゃ一応社長なんだから


「仕事しにきたに決まってるでしょ。
今日は学校休みだから久しぶりお仕事しようと思って。」

すると、今日が土曜日なことを忘れてたようでハッとするように「あっ」っとぼそり。


「あ、これ昨日やったんだけど、
今後のスケジュール表と、和訳しておいた書類ね？見ておいてね。」

まだ頭が混乱中のかなえを無視して
とりあえず今までの仕事の分を渡した。

「うわ～、さすが。全部完璧じゃん！
文句のつけようがないじゃないですか、
ありがとう。」


文句のないようで良かった……