あたし、ぶりっ子始めます




少し待っていると、嵐が出てくる。


「おー、梨々華。夏㮈斗も。
わざわざさんきゅーな。」


「いえいえ〜。」


「いえ。」


嵐だけは、あたしのことを梨々華と呼び、
敬語も一切使わない。

そして嵐は、副総長。
あたしと同じくらい強い。


「あ、ねぇ、ケーキ食べたい!ケーキ!」


「はぁ?なんだよ、急に。」



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