マルボロ・ヒーロー
えぇっ、とサクが目を丸くする。

俺は踵を返して再び歩き出した。


「夕飯までには帰ってきて下さいよー!」


背中で受け取った言葉に
どこまでもお兄さん役だな、と心の中だけで吹き出した。
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