アイスクリームの美味しい食し方
「いいから、新には連絡入れたぞ。
あいつ、死に物狂いで
お前のこと探してたからな。」


くんっ。



あ、後悔しそう。


香織ちゃんを応援したこと。




きっとうまく行ったはず。



だから、
今日は、
あの家に帰りたくない。




新から聞きたくない。




一日でも長く、
新にとって
一番近い女の子でいたいの。



私は、
良さんが電話する後ろ姿を見つめた。
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