アイスクリームの美味しい食し方
「あー、チカ?」
新が何かを所望している。

「あー、はい。」
私は自分が使っていた
七味を渡した。

今日の晩御飯は、
うどんと
秋刀魚の塩焼き。
新の好きなスダチを
どっちにもたっぷりかけた。

自分のコップにお茶を入れると、
新が何も言わずにコップを出した。
私も何も言わずに
お茶を入れてやった。

「あ、数学だいぶ進んでませんでしたか?
分かりそう?」
新が私に聞いた。

「うーん。
1Aはなんとなくだけど、
Bが微妙かも。」
私は答えた。

「じゃあ、食べ終わったら、
ちょっと勉強しますか?」

「そうですね。
お願いしましょうかね。」

「やっぱりスダチってうまいですねー。
秋刀魚も旬ですしね。」

「新の魚の焼き方、
たまりませんねー。」

汁まで美味しく飲んで、
魚も頭から丸ごと食べた。

2人で食器を洗い
片付けた。

明日は栗ご飯がいいかな。
なんて話をしながら、
数学の分からないところを
教えてもらい、
少し休憩して、テレビを見た。

新は新作のケーキを食べ、
私は一口だけ食べた。

甘いお菓子は未だに得意でないが
前ほどではなくなっていた。

お風呂を沸かして、
交代に入り、
時計を見ると9時を過ぎていた。
明日はお店は休みだけど、
私たちは必ず9時に寝る。

「おやすみー、チカ。
先起きたら起こしてください。
店休みの日、いっつも
ギリギリなんですよね。
学校はちゃんとあるのに。」

「んー。分かるわ。
私も寝ちゃう。おやすみー。」

そして、私たちは別々の部屋で
眠りについた。
< 97 / 228 >

この作品をシェア

pagetop