名は愛をあらわすっ!?


★☆


下の名前の漢字は違うが、ひぐちあすか、と名乗るスーパーアイドルの存在を知ってから、毎日を複雑な思いで過ごす事になった。

クラスの男子達は毎日のように樋口飛鳥の話題で盛り上がっているが、私は比べられ、バカにされた所でシクシク泣くような、か弱き乙女キャラでもなかったので、適当にあしらって無視していたら男子達も飽きて来たのか、同姓同名でからかわれる事は無くなっていった。


「問題は…。」


良一である。

私の幼馴染であり、思いを寄せる良一は、テレビで見てから樋口飛鳥に一目惚れし、すっかり熱狂的なファンになってしまい、出演しているテレビは全てチェックするようになった。

チェックするだけならまだしも、その都度私の部屋にテレビを見に来る。


「録画して、お父さんがいない時間に見ればいいじゃん。」


そう提案するも、


「録画して、さらにリアルタイムで見るから本当のファンだと言えるんだ。」


かといって、私の部屋のテレビを占領して欲しくない。

人の気も知らないで…。


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