愛のカタチ
「どうしたの?
なんで、急に…?」
「いいから、黙って!
少しの間、こうさせて…」
髪を優しく撫でながら、もう片方の手は、背中に添えられた。
耳元で囁かれた言葉に、全身を熱い稲妻が駆け巡った。
行き場の失った私の両手は、だらんと垂れ下がったままだった。
ドクン…ドクン…ドクン…とリズムのよい心臓の音が耳に響く。
まさか……、賢司もドキドキしているの?
胸がどうしようもなく痛くて、私のドキドキも治まらない。
髪を撫でる手は止まり、両手できつく抱き締められた。
ビクッと身体を竦めると、それを払い除けるように、抱き締める腕が、さらに強まった。
私の頭に乗せられた、賢司の顎。グイッと引き寄せられた身体から放たれる賢司の匂い。
どこかで嗅いだことのあるその香りに、記憶の糸を紡ごうとした。
そして――
手持ち無沙汰だった私の両手は、賢司の背中に回された。
なんで、急に…?」
「いいから、黙って!
少しの間、こうさせて…」
髪を優しく撫でながら、もう片方の手は、背中に添えられた。
耳元で囁かれた言葉に、全身を熱い稲妻が駆け巡った。
行き場の失った私の両手は、だらんと垂れ下がったままだった。
ドクン…ドクン…ドクン…とリズムのよい心臓の音が耳に響く。
まさか……、賢司もドキドキしているの?
胸がどうしようもなく痛くて、私のドキドキも治まらない。
髪を撫でる手は止まり、両手できつく抱き締められた。
ビクッと身体を竦めると、それを払い除けるように、抱き締める腕が、さらに強まった。
私の頭に乗せられた、賢司の顎。グイッと引き寄せられた身体から放たれる賢司の匂い。
どこかで嗅いだことのあるその香りに、記憶の糸を紡ごうとした。
そして――
手持ち無沙汰だった私の両手は、賢司の背中に回された。