愛のカタチ
キャンドルの灯りの下、何度も何度も、手紙を読み直した。 



気が付けば、知らぬ間に、涙が頬を伝っていた。



“愛されている”という実感が喜びに変わり、涙へと形を変えたのだった。



あぁ、本当に拓也と結婚してよかった……。 



拓也と二人、一生幸せな道を歩んでいこう。




――そう、心から誓った瞬間だった。




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