愛のカタチ
「きばっち、お疲れさん!」
「おせーよ!賢司」
「賢司、久しぶりー!!」
遅れてきた二人は、みんなから次々と言葉を掛けられている。
一瞬、賢司と目が合ったような気がした。
でも……
すぐさま、みんなが駆け寄り、もみくちゃにされていたから私の勘違いだったかもしれない。
みんな現役高校生のように、はしゃいでいた。
私はその盛り上がった輪の中には入らず、遠巻きにそれを眺めていた。
見ているだけで、楽しかった。
そして、空いていた右隣の席には賢司が座った……
のではなく、木場くんだった。