クールを演じる私【後編】
学校

【学校】
《璃流蘭SIDE》

あの女、結局どこの族の姫か分からなかった。

愛里紗「リーリー!!!」

璃流蘭「何?」

愛里紗「何?じゃないわよ‼︎どういう事?ルールーが副総長を辞めるなんて!」

もう、バレてんのか。

璃流蘭「そのまんまだけど?」

翼「雷哉の彼女の事か?」

翼は会ってないもんな。

璃流蘭「だとしても、関係ないでしょ?これは羽桜家の問題。」

雷哉が騙されてみんなが巻き込まれるのは、みんなの責任。
私には関係ない。

愛里紗「何を一人で抱え込んでるの?」

別に抱え込んでなんかない。

璃流蘭「何も。」

雄哉「リルさん。最近変ですよ。aquaを辞めるわけじゃないですよね?」

幹部の雄哉ですら勘が鋭いのに副総長が鈍いなんて。

< 59 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop