桜の木の下で、恋をした

ハジマリの始まり‥‥遥斗side







「ふあーーーー。」



眠い
とにかく眠い




須藤 遥斗(すどう はると)
今日から高校3年


授業をたまにサボる俺に2年の時の担任が
『始業式出なかったら卒業させねーから』
と捨て台詞のようなものをはいた為に今日は絶対サボれない




「まじ最悪。……ん?」




いつも通る公園の前で不意に立ち止まると

反対側の入り口付近で桜の木を見上げる女の子がいた




「なにあれ」

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