幼なじみの溺愛が危険すぎる。
「俺、一人でお昼食べるの?」


不安そうにりりちゃんのことを見つめてみる。


りりちゃんは、なんだかんだ言っても俺に甘い。



「もう高校生なんだから一人で食べられるよね?」


てきぱきとお弁当箱を包みながら、りりちゃんが笑顔で答えた。


「でも、俺が昼飯温め直したらキッチン燃やしちゃうよ?

電子レンジぶっ壊しちゃうよ?」



「大丈夫。玲音の分のお弁当も作っておいたから。

温めなくても食べられるものだけ詰めておいたよ。ここに置いておくね?


あ、もう行かなきゃっ!

じゃ、行ってきまーす♪」




んん?!



駆け足で玄関に向かったりりちゃんを慌てて追いかけた。
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