bizarre love triangle
両 親
浩は先ほど迄の厳しい表情が消えると
いつもの馬鹿口調が戻ってきた。

「まあ有名になると逆恨みになる確率
が高くなっちゃたって感じかな。

若しくは母親の出す朝ごはんのおかず
が毎日同じだと子供の無言率が高く
なるのと同じかな」

「・・・」

「・・・。

それでは、恵美ちゃん。

羽田空港に行きましょうか?」

「あっ、そのことなんだけど・・・」

恵美は言いにくそうに俯いてから、後を
指差した。
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