bizarre love triangle
無反応
翌日の放課後に浩は恵美にそろそろ
練習を始めることを告げに恵美に近づく
と和田がそばに寄ってきた。

「吉村、昨日楽器運んだんだろ」

「はい。楽器屋の倉庫にあったのを夜、
鍵を壊して運びました」

「こら。お前も出場停止に
なるじゃねーか。

それで悪いんだけど、みんなにお前の
演奏というか歌を見せてくれないか。

実はもう体育館に用意してんだけどよ」

「へっ?」

クラスの生徒達は歓声を上げた。

優衣も恵美も手を叩いて歓迎した。

浩は渋々了解した。

「やりゃあ、いいんでしょ。やりゃあ」

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