ギャル系女子が今日、黒髪おさげでやってきました。


「わかった。今から行く。二人で待ってて。」




『...信じてるから。』




プツッ




「あ...」




通話が切れた。




ま、とりあえず行きますか。




なんかヤバそう。




「父さん、あいつ、出てったの?」




下に降りてから、一応父さんに聞いた。




「ああ。さっき、すみませんでしたって言ってね。」




「なにそれ。」




「千鶴、男は一人にしてくれよ?」




「は?あいつは他人!!」



なに冗談言っちゃってんの。


しかも笑えない。



「心配しなくても、あたしは瑠衣一筋だっつーの!」




バン!!




あたしは乱暴にリビングのドアを閉めて、家を出た。






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