ギャル系女子が今日、黒髪おさげでやってきました。


「今いいの?って思ったやつは見んなよ。」



うっ


ばれてんのかよ。



「はーい。じゃあ配り終わったので、次は文化祭の出し物決めまーす。」




「「「あーい。」」」




はやっ。



うちの担任することはやっ。




「そんなに早く決めるが必要あるでしょうか?先生。」



っと、また席を立つものが一人。



この口調からわかる通り、瑠衣だ。



「え?早く決めた方が後々楽だよね?里原さん?」



「そうですかね?秋に行う文化祭の出し物をわざわざこのタイミングで決めるというのは効率が悪いです。もし夏休み明け、クラスほぼ全員の意見が変わった場合どうするんです?」




「あー。考えてなかったわ。」



おい。担任。




「というわけで、この時間は夏休みの課題をしましょう。」



「だねー。じゃ、好きなのやんなー。」




え、まじか。


やったぁ~!!



< 116 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop