ギャル系女子が今日、黒髪おさげでやってきました。


「ていうか、バッグ!!」



置きっぱじゃん。



「あー、もうやだ。
なんで置いてきたんだろ、あたしのバカ。」



「確かにバカだな。」



背後から声が聞こえた。



この声は………



「里原っ?!」



なんで…?



「あの状況で追いかけないバカがどこにいるんだよ。」



……やだ。



不覚にも、嬉しいって思っちゃう。



「もう、ほっといてよ。」



「ほっとけるわけない。」



里原はあたしの腕を掴んだ。



「今しか言えないから。
お願いだ。聞いてくれ。」



……さっきのことだよね?



ちょっと怖いけど、聞くしかない。



「わかった。」



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