ギャル系女子が今日、黒髪おさげでやってきました。
「じゃあもう、喋り方も普段通りでいいんだな?」
「うん。いいよ。」
「わかった。じゃ、覚悟しとけよ?」
「えっ?」
一瞬で里原の雰囲気が変わった。
今までの真面目さが消え、ちょっと悪そうな感じまでしている。
「俺、好きになった女にはとことん惚れ込むタイプだからな。
いつ襲うかわかんねーぞ?」
「えっ、襲う?」
ガオーって?
「……はぁ……伝わってねーし。
お前、本当鈍感だな。」
「そんなことないしっ!」
あたしは里原の豹変ぶりに戸惑いながらも、なんとか平常心を取り戻した。