光の少女Ⅲ【合成獣編】

第2章 恐るべき力

1

刹那の力で、花音達が着いたのは、街外れの森の中だった。


「さてと、・・・瑠璃」

「何~?」

「先に行って、少し調べていてくれる?」

「はーい」


沙羅に言われて、瑠璃が姿を消す。


「じゃあ、私達も行きましょうか。 街に着く頃には、瑠璃が情報を仕入れているはずよ」


そう言った沙羅に、花音は頷いた。


「あっ、来た、来た」


花音達が街の中に入ると、そう声がして、先に来ていた瑠璃が飛んでくる。


「どう?何かわかった?」

「うん、ばっちりよ」


花音が聞くと、瑠璃は得意気に小さな胸を張った。


「街の人達の話だと、今風の国を治めているのは大臣だった男みたいね。窮姫達の姿はなかったから、気配も探ってみたけど、今は留守みたい。それと」


言いながら、火焔、水蓮、大樹、紫影、紫姫、影牙と視線を移していく。


「この国にいた貴方達の一族、実験に使われていない人達は、皆地下牢にいるらしいわ」


瑠璃の言葉に、火焔達は目を見開いていた。
< 124 / 150 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop