PM 18:30 僕らの時間

約束

慶……どこにいるの…?

そうして探していると男子に囲まれて笑っている慶がいた。

やっと見つけた…

慶は、なかなか声をかけられずにただ見つめていた私に気づくと、私の方に歩いてくる。

そして目の前まで来ると、微笑んだ。

「今日まで、ありがとな。」

まるでもう会えないような言い方…

「慶、私―――――」

「今は言わないで。俺、絶対帰ってきたら一番に莉依のところに行くから。それまで、待てる?」

私はコクンと頷いた。
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