君だから〜たった一人の君〜
「んな…ッ!!ヤラしいことしてないんなら開けてもいいやろ!!」
「うっさい!!!!」
バツが悪そうに出ていく孝倖が、「父ちゃんが降りて来いって」と呟いた。
さっきまでの雰囲気に戻れるわけがなく自然と距離を置いて座り直した。
「ぁの…」
「…あ?」
「下、行く?」
気まずさに堪えかねて、提案する。
「や、帰る。手当ておおきに」
話しながら貼り付けた絆創膏を触りながら立ち上がる亮。
「あ…そか」