君だから〜たった一人の君〜

場所は亮の母が経営している喫茶店。


「お前ら並べー!」


順番に並んで、体育館に行く。


涙涙の卒業式はあっと言う間に終わって、結婚式が近付いてきた。


準備がある2人は、早めに向かった。


「亜倖」


「ん〜?」


「悪いな、ショボくて…いつか金貯まったら、協会でやろぉな」


「ん…」


急に自転車が止まって、降りる亮。


「亮?」


桜が舞って、視界が悪くなる。


「先に、誓っとく」

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