あの日失くした星空に、君を映して。


「っ…ぅ…」


忘れた頃に頭が痛くなってくる。


暑さも相まってか目眩までしてきた。


そう、明日はついに大谷田さんと会う日。


家に来るらしいから、帰ったらもういるってことで…


まだ自分の考えも定まっていないのに、うまく話せる気がしない。


どうしたらいいんだろう。


もしかしたら…文化祭を思い出にこの町を離れないといけないかもしれない。


お母さんの再婚に反対しないっていうことは、つまり引っ越しを受け入れるってこと。


再婚に賛成するってことは…この町から離れるってこと。


どうしないといけないかなんてもうわかってる。


選択肢は、1つしかないんだ。


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