ごめんね、ありがとう
少しは察してよ。


「話なら早く終われよ。

ホテルで遊ぶ時間無くなるだろ。」


ここまで酷いやつなんて知らなかったよ。


奏太。

せめて、良い奴のまま別れたかったけど

無理みたい。


「ホテルだって、どこだって行けよ。

今まで縛ってごめんね。夏目くん。」


ありがとうって言えはしない。


ありがとうって思えるほどの思い出がない。


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