ビターチョコレート!
「鈴木さんはいつも通りでいいんじゃない?」
いつも通りにしてもらわなきゃ俺が困る。
いつもと違う彼女にドキドキしっ放しだ。
程なくして翔大が来た。
今の状況から見れば彼が救世主に見えた。
これで2人っきりじゃなくなる。
「おぉ!みおりちゃんすげ~かわいい!」
「翔大先輩、ありがとうございます!」
ん?
『翔大先輩』……??
名前で呼ぶほど親しいのか?
俺のことは『須藤先輩』なのに……。
得体の知れない感情が俺の心に渦巻く。
胸の奥でざわめくこの感情が何なのか俺にはまだ分からなかった。