夢喰い

気持ち


友行と過ごし始めて数週間が過ぎた。

その間の友行は、そのぽよんとした笑顔を少しも歪ませることなく、私を見つめてくれていた。


バイト帰りには必ずさし入れをしてくれる。
私の好物を覚えてからは、圧倒的にチョコが多い。


一人の夜が嫌いな私を気遣って、ほとんど毎日私と眠ってくれる。

それを良いことに、しょっちゅう夢を頂いてる私。

最近変わってきたのは、友行の夢を食べるのが辛くなってきたこと。
< 43 / 90 >

この作品をシェア

pagetop