道はどこまでも続いているから。




「失礼しまーす?」





職員室の扉を開けると、待っていたぞと言わんばかりの担任が私の方を見ていた。



「あはは……」


引きつった笑顔を見せていると視界の隅に見えた鈴木先生が口パクで何か言っていた。







〈なに?なんですか?〉




何を言ってるのかさっぱりわからない。


私も同じように口パクで返した。




〈????〉



何言ってるの?


私は鈴木先生に向けて首を傾げた。



< 15 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop