ワタシの愛しの剣士様⭐



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まーくんの家に居候すること、1週間。この生活にも少し慣れてきた今日この頃。



ージュゥーッ


私は朝稽古をするまーくんに代わって、朝御飯を作っている。実は、これが最近私の仕事でもある。



目玉焼きに、ウインナー、トーストと今日はフレンチで攻めてみた。


目玉焼き、半熟派?それともしっかり焼いて欲しいかな?なんて……



「なんか、新婚さんの気分………」



甲斐甲斐しい嫁にでもなったかのような、浮かれた気持ちになる。



こんな朝もいいなぁ、なんて。自然と上がる口角に、私は苦笑いを浮かべる。



「♪~♪~」



鼻歌を歌いながら、私はコーヒーを入れる。



あ、千春ちゃんと千夏くんはコーヒー飲めないよね。確か、冷蔵庫にりんごジュースが……



ーバタンッ



「あった♪」


冷蔵庫を開けると、二日前に買ったりんごジュースが入っている。それをコップに注いでると……





「るなぁー……?」

「お腹へったぁ……」



寝ぼけまなこの双子がやってきた。そんな二人を私はギュッと抱き締める。


「おはよ~っ!」


実は、このおはようの「ギュッ」も日課だったりする。



「「おはよー、るな」」


二人も眠そうにしながらも、私に抱きついてくる。
























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