奥手少女
気付いた恋心と元彼
別れた彼氏にこう言われたんだ。
「お前は偽善者だ。」って。


私、川藤唯(かわとうゆい)が中学2年生の時、彼に出会った。
眼鏡をかけていて身長は私より背が低く、真面目そうなのが北川尊(きたかわたける)の特徴だった。クラスは2年4組。
クラス替えをした直後だったから席は出席番号順。北川は私の後ろの席だった。

そう、この出会いが私の運命を変えることになった。
苗字が川藤ではなければ、
クラスが違えば、
私は奥手少女になる事はなかったのに…

「よしっ。」
今日から私は中学2年生になった。
始業式は面倒臭いけど、
クラス替えが楽しみで仕方なかった。
私はソフトテニス部に入っている。
身長は167センチと高身長。運動はなんでもできるけど勉強は苦手。
顔はまあ、少しかわいいかな?くらいで
当分恋っていう恋を最近していない。
でも、恋愛はしなくても部活さえあれば
学校は楽しかった。

< 1 / 92 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop